【メンバー執筆】旅と道と人の記憶
にゃんぱすー。
化石なのん。
【定期】すまんな。
先日は年内最後の活動お疲れ様でした。そしてメリークリスマス。そして僕・虎仁朗の記事も年内ではこれにて書き納めになる予定です。
そんなことは気にせず、今日も僕は妄言を書きます。
記憶と化石
最近あることがきっかけで「始発ちゃん」というイラストレーターの方の作品を知って、すごく「好き……」と思いました。その方が都留市の宿泊施設「ぽっぽや」で個展を開催されていると知って、今回お邪魔してきました。
さて、先ほど挙げた画像は、その「ぽっぽや」さんに飾られていたものです。
駅のホームでたまに見かけるアレ、もっと言えば「特急○○号の何号車がこの辺に止まるから、その列車に乗る人はこの辺で待っていてね」といえばわかるでしょうか。律儀なもんですね。こういう標識の下で待っていると、本当に乗車口のほうが目の前に来てくれます。山手線のホームドアとかもそうですけど、よくズレないよね、オーバーランとかしたらどうするんだろうね、とか思いながら見ています。
さて、「化石」という表現を用いたことについて。「寝台急行きたぐに」という列車名、及び使用されていた車両・583系は、いずれも今日では廃止・引退となっています。確か何両かが保存されていたはずですが忘れました。少なくとも、運用に就いて走行する姿を目にすることはもうできないのです。したがって、先ほどの標識も本来の役目を終えた、というわけです。
ところで僕はこういう「化石」の分類が好きです。あるいは「屍」と呼称することもあります(口悪くてごめんね)。あるいは史跡、過去の写真、記録……。
鉄道車両や路線が好きな身としては、博物館や公園に車両が保存されていたり、廃線跡があったりすると「いいなあ~」と思います。鉄道ではなくても、それこそアニメ・漫画では原画展とか。去年11月に行った「まんがタイムきらら展」もよかったなあ。
こういうものを見るととてもテンションが上がります。
4年間都留に住んでいますが、「ぽっぽや」さんには、今回初めてお邪魔しました。他にも0系のノーズ部分とか昔の駅名表記板とか掲示板とか引退した車両の座席とかがいっぱいあります。
また、冒頭で挙げた「始発ちゃん」さんの作品には、全国各地に実在する鉄道駅が描かれています。どれもどこか昔懐かしく、哀愁を感じるものであると同時に、「確かに存在した(であろう)時間」を感じるものでした。何故でしょうね、廃駅・廃線になったわけではないし現在でも確かにある(のか?)のに、どこか「ユートピア」を感じるもの、どこか「一昔前の日常」を感じるもの。
作品内では、鉄道駅として形は残っていながら、まるで他の人はとうの昔に姿を消したような、静かな世界が描かれます。ただし駅として姿を残しているので、確実にそこで過ぎた時間(生活をした/している人、走っていた/走っている電車……等)というのはあったわけです。パラレルワールド的なアレで一時的に誰も「今はいない」か、それとも本当に誰も「いなくなった」のかは如何にせよ。
ちなみに僕なら後者「誰もいなくなったけど確かに○○はあった」の方を想起します。なぜかというとそういうアニメが好きだからです。誰もいなくなった世界にただ2人、あてもなく冒険を続けながら、かつてそこに流れていた時の記憶を垣間見る。……どことなく切なくも温かい、そんな気持ちに浸っていただけることと思うんですよ。
『少女終末旅行』っていうんですけど。
珍しくアニメ研っぽいことを書きました。
ということで本題に入ります。
足はどこまでも伸びるはず
最近僕が何でいろんなところにホイホイ出かけているかって、とある位置情報ゲームにハマっているから、というのもあるんです。それも、鉄道で移動したほうが何かと都合のいいやつ。まあ概要を説明すると、全国各地の鉄道駅(JR・私鉄・第三セクター・一部廃駅を含む)に行ったぞ、という記録をつけるゲームとなっております。
「駅メモ!」っていうんですけど。
ちなみに当記事はアニメ・声優研究会のブログです。この団体の会員として紹介する理由なんて決まってるじゃないか。キャラクターがかわいいからだ。付け加えると、このゲームのアンソロジーという体で、各地への鉄道旅行を主題としたコミックも発売されています。
他にもショートアニメーションが公式youtubeから発表されているので興味のある方は是非検索してみてください。
「始発ちゃん」さんを知ったきっかけも実はこのゲームです。
もともと鉄道車両や路線が好きなので、それ自体が移動目的になることもあります。もちろん旅先で温泉やグルメ・街歩きを楽しむとか。上記のように懐古がしたくて博物館や保存物を訪問・見学したり、廃線跡を歩いたり、古い車両に乗ったりするもよし。ゲームの布教をしといてなんですが、ゲームが目的で移動をしたことは基本的にありません。まあ、そうなったとしても普段下りない駅で途中下車したり、逆に一つ向こうの駅に行ってみたり、まあハマってくると副産物的に色々な楽しみが生まれるゲームかな、と思っています。
このゲームでは「20××年〇月△日にX駅Ykm移動したよ」という形で過去の記録を振り返ることができます。また、それまでに訪れた駅や路線を一覧で振り返ることもできます。それを見て、あの時こんな所行ったなあ、こんなもの食べたなあ~、あんな人と話したな~、みたいに思い返すこともあるし、ここ行っていないな~、みたく思うこともあります。それで訪れた駅・地方が増えていけば、達成感あることたぶん間違いなし。
アニメを嗜む方なら、グッズ採集の為に秋葉原へ行くのも、ライブやイベントを追いかけるのも立派なお出かけです。
以上より鉄道ファンと旅人におすすめのゲームではあります。ただし、そうでなくても電車乗ってるとき等の暇つぶしで使うもよし。キャラクター「でんこ」がかわいいから、という理由もよし。それで気が付いたら、乗った電車や旅した先が姿を変えたり化石になったりしていて、でも確かに風景はそこにあったな~、とか思い出してノスタルジーに駆られたら、立派な旅人ですね。
何かと旅はロマンがあるものです。特に鉄旅。
それを感じてくれる同志が出てきたらいいなと勝手に思っています。
駅メモはいいぞ。
あとマスターの皆様はお気に入りでんこと編成、ならびにおすすめの路線や駅を教えてください。
磐越西線と身延線と高山本線と嵯峨野トロッコと特急ひたち号がすきです。
あとがきのようなもの
楽しんでいただけたかな?
いつも長々とすまんな。そして過去最高に何を言っているのかわからない本文になりました。支離滅裂なのはいつものことだから許して。そして当アニメ・声優研究会の自称「妄言兼支離滅裂な思考・発言担当」として完全に死ぬまで、わけのわからないことをありのままに書いていきたいと思います。
それにしても人はなぜ旅に出るんでしょうね。きっとわかることはないでしょう。
文芸作品とあわせてご贔屓に頂いている皆様もいつもありがとうございます。とはいっても、外部に公開した作品はこれまでも数作しかなく、これから公開する機会があるのかないのかもわかりません。趣味で続けるとは思いますし、気が向いたら何かしら公開する方法は模索しますので、その時はまた気軽にお読みください。
いずれにしても皆様にとって「何かの足し」になれるよう精進いたします。気が向いたらまたお会いしましょう。
ところでおすすめの冬アニメを教えてください。
【追記】
当団体では「こんな妄言でもいいなら機関誌やブログを書いてみたい」及び「何となく興味がある」「どこでもいいからサークル入りたい」という入会希望の方を募集しています。
(知幸 虎仁朗)