都留文科大学とあるオタクサークルの日常。

都留文科大学のオタクサークル「アニメ・声優研究会」の公式ブログとして、活動記録などを掲載していきます!

【メンバー執筆】成仏待ったなし

 にゃんぱすー。

 

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もう二度と同じ風景は見れないん……。

 もう葉桜なのん?

 【定期】すまんな。

 薄々読者の皆様は感じているかもしれませんけど、僕って写真撮るの絶望的に下手ですね。仮にも将来的に個人ブログでこうして情報発信したいなら、文章も画像ももう少し頑張れってんだ。すみませんでした。

 ちなみに今更ながら僕・コジローの、この名前でのTwitterアカウントとブログが開設されましたのでお知らせします。といってもTwitter・ブログ共、あくまで「趣味・創作垢」として扱っているので、むしろアニメ以外の話題の方が多いかと思われます。それでもいいぞ、という人は何卒、今後も贔屓にしていただけると幸いです。

 知幸 虎仁朗 twitter→@kojiro4_6_3 ※プロフィールにブログのURLを記載

 

極力簡潔なはるやすみ前半のまとめ ※何話僕注意

 

 さて、おかげさまで最終学歴が大卒になることが確定しました。よい子の皆さんはこんな綱渡りはやめて、ちゃんと早々に単位を取っておくことをおすすめします。そして僕の私物で「あれくれよ!」っていう文大生はお早めに連絡ください。

 

 とにかくいよいよ成仏まっしぐらな中で、僕・コジローは忙しいのか暇なのかわからない日々を満喫しています。一番上の画像は2/26~27で伊豆・下田へ行ったときのもので、2月~3月上旬で開催されている「河津の桜まつり」と特急「踊り子」号です。

 一応「卒業旅行」という名目ではありますが、宿泊先と乗車する列車以外は全て無計画の勝手気ままな一人旅なので、果たしてこれを卒業旅行と呼んでいいのか?という疑問は残ります。まあいきさつはこうです。

 ①この「踊り子」号に使われている電車がこの3月で引退する

 ↓

 ②そういえば小さいころ「踊り子」に乗って伊豆へ行ったな

 ↓

 ③そういえば今は「河津の桜」が見ごろだな

 ↓

 ④じゃあ行くか

 ほんとこいついつも気ままにどっか行ってんな。身勝手自由気ままに、電車乗るし温泉入るし、ラーメンじゃなかっただけでしっかりおいしいものも食べたし。当然ながら「駅メモ!」もたいへん捗りました。いい加減でんこのグレードアップをしたい。レベル50/50なのにクラス3~4とかのでんこがたくさんいて「うわあ軽率にねこぱん手抜き育成した結果絆が全然深まってないやんけごめんよ……」という状況なわけです。グレードアップしたい!

 

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レッサーパンダがかわいかったです -2.26 熱川バナナワニ園にて

 一人で行くのが好きなわけではないけれど、気の向くほうへっていう旅の楽しみ方はいいもんですね。それでいて、この風景はあの人と見たいなとか、これ美味しかったからあの人も気に入るんじゃなかろうかとか、そういうのもいいと思うのです。逆に、前は複数人で行ったところへ今度は1人で行くとかね。

 何も「一度行って終わり」ではもったいないというもの。「駅メモ!」をしているとおろそかにしがちなことですが、「次」の楽しみも旅には大切な要素ではないでしょうか。

 

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熱川バナナワニ園「植物園」にて 2.26 筆者撮影

 なんだか少女終末旅行っぽいなって思った画像を貼ります。

「ちーちゃん、天国ってなーに?」

 

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今回の宿泊先「お宿 星めぐり」から眺める伊豆・蓮台寺の町 -2.26 筆者撮影

 それからなんだかのんのんびよりっぽいなって思った画像を貼ります。 

「都会と違うところがいっぱいあって……ここが大好きだよ!

 次は「駅メモ!」のこともありますから、ミオ・ナギサ・ミナトら蓮台寺三姉妹のふるさとでもある蓮台寺の町をじっくりめぐりたいなと思います。

 

 

 何の話をしてるんだ僕は。

 冗談抜きにこの旅行はアニメとは一切関係ないというお話でした。

 

いままでのあらすじのようなもの ~ちょっとした懐古~

 

 いきなりアレなんですが当記事は太字以外基本的に無視してください。

 さて、成仏記念(?)ということで、今回は少し昔を振り返ります。正確に言うと、これまで僕がブログや機関誌の記事として投稿してきたような妄言を振り返ります。

 2年間、とにかく本ブログや機関誌では好き放題やりたい放題に色々なことを書いてきました。しかし一方では、僕って本当に「オタク」と名乗っていいのか?という疑問が常に付きまとっているのです。もちろん「オタク」という曖昧な概念そのものの追求を今更しようとは思いませんが、少しでも「それっぽい」というに値する思想・趣向を身につけられているか、ということはずっと気になっています。

 はじめに、そんなものを振り返ってどうするのか?とお思いの方もいるでしょう。もちろん暇つぶしです。付け加えるなら、暇=何も追われるものがなく余裕のある状況という定義づけは僕的には少し違和感があります。例えば宿題が終わっていなくても「暇だな」ということはよくあるでしょう。すみませんでしたなんでもないです。冗談はさておき、「振り返り」「懐古」と前置きしてはいますが、決して「まとめ」や「総集編」ではないということをご了承いただき、本文を読んでいただければ幸いです。

1.これはオタクですか? ~自覚症状がないとき~

 時々、「入り口」ってどこだった?という会話になることがあります。まあ「オタク」っぽい趣向になりはじめたのはどの辺か、ということでしょうが、僕の場合は「とある」シリーズだったような気がします。

 部活動を引退し高校受験の暇つぶしに「とある科学の超電磁砲」を見た中3の僕は、見事に遅れて中二病を発症したわけです。さて、そうは言いながらも中二病やオタクという自覚はないまま高校生になり、「おお振り」や「弱虫ペダル」「ダイヤのA」といったスポーツものに行き、それなのに高2で同じクラスになった「オタク」が何言ってるかわかんない、という状況になったわけです。

 そうは言っても僕は「とある魔術の禁書目録」の新約を書店で買い集め、同時期に「ハルヒ」にも走っていました。後で振り返ってみると、当時クラスメイトだった「オタク」には馴染めないとか言いながら、自分もこの時には既にそう呼べたんではないか?と思ったりもしました。しかし一方で当時の僕は「アニメイト」には行かなかったり、キーホルダーなどのグッズを持っていなかった、という側面もあったわけです。

 ただ、グッズ集めをしなければオタクにはなれないか?というとそんなこともないですよね。改めて考えてみると、本当に「オタク」の境界線は探せば探すほど曖昧な気がします。結局高2~3の進級時に「angel beats!」「氷菓」とステップを踏み、それから「のんのんびより」に魅せられ、「ごちうさ」「きんモザ」「ゆゆ式」と履修し、各作品の面白さと前述のオタク達との話題共有の楽しさにひかれた僕は「オタク」を喜んで名乗るようになるので、「じゃあ高2の春休みからでいいじゃないか」と言われればそれまでなのですが。

 自覚してしまえばその時点で、とは思いますし、言ってしまうとこれは「人それぞれ」で片付く概念だとは思います。だからこそ追及していて楽しいし、皆さんの定義も知りたいです。ぜひ、あなたの「これはオタクです(か?)」「これがオタクです」がありましたら、コメントなりDMなりいただければ幸いに存じます。

2.下からか、上からしか花火は見れないのか?

 視点、というものにはある程度限界があるので、打ち上げ花火もその「限られた視点のいずれか」という選択肢から選んで見るしかないのです。それはアニメだろうがスポーツだろうが同じですけど、かといって忘れてはいけないのが「一つだけではない」ということです。以下、昨年8月末に投稿した記事を貼ります。

 

tsuru-otaku.hatenablog.jp

 一見……いや見れば見るほどアニメ関係ないですね。すみませんでした。ただ、これの最後に『私を球場に連れてって!』(スーパーまさら・うみのとも/芳文社を紹介していますが、この作品ならびにこの記事の要旨はこうです。野球ならびに野球漫画・アニメは「スポ根」だけがすべてじゃない。

 野球漫画というと「MAJOR」シリーズや「ドカベン」「タッチ」「巨人の星」などたくさんあります。ちなみに僕は”野球部の高校生”と”野球の試合”にフォーカスを当てたおおきく振りかぶって』(ひぐちアサ講談社、強豪への野球留学を肯定的に捉えた『ダイヤのA」(寺嶋裕二講談社、また野球と言うより”勝負”の裏表にこだわったONE OUTS』(甲斐谷忍集英社がすきです。

 自身が競技生活を経験し且つ現在野球ファンであるからかもしれませんが、スポーツを「青春の美談」にしすぎるあまり、そのスポーツのもっと根本的な楽しさを見失っていないだろうか?というのは、物語でも現実でも気になる所でした(敬遠策、リリーフ投手、決め球になる変化球、サインの出し方。すべて野球の魅力的な要素なのに、どうしてそれを否定するのか?なぜ無視するのか?という具合に)。その点『おお振り』『ダイヤのA』『ONE OUTSは、いずれも「野球」というスポーツの細部にこだわって描かれており、面白いなと感じました。

 そしてこの記事は、競技ではなく「観戦」に焦点を当てています。野球場は時にアーティストのコンサート会場にもなるので、当団体にも無関係な場所ではないと思います。何より、自分でプレーをすることだけがスポーツではなく、青春の汗を美しく描くだけがスポーツ漫画ではありません。スポーツの試合があって、応援する人がいて、お祭り感覚で楽しめるしくみがある。誰だって気軽に足を運べる野球場の魅力を、『私を球場に連れてって!』は伝えてくれるはずです。

3.本当は「何も考えずに見る」のが一番いい

 僕の機関誌やブログの「作品紹介」記事では、十中八九「日常系」に分類される作品を取り上げています。

 

tsuru-otaku.hatenablog.jp

  機関誌vol.2ではとにかく「日常系」作品の魅力を語りました。作品紹介では、アニメふらいんぐうぃっち』(2016春/原作:石塚千尋を取り上げ、「新生活を迎えるあなたへ」というテーマで執筆させていただきました。

 

tsuru-otaku.hatenablog.jp

 機関誌vol.3では漫画『徒然日和』(土室圭/一迅社と、アニメ『となりの吸血鬼さん』(2018秋/原作:甘党)を取り上げました。

 ところでいきなりですが、皆さんの考える「物語に大切なこと」ってなんでしょう?あるいは「作品に大切なこと」でもかまいません。

 というのは、僕は時々短編小説の創作もしているので、物語/作品を編み出す者の端くれとして「これは大切にしたい」と思うものは何か、今でも考えているからです。僕の書いたものは、やはり自分の「よむ/みる」うえでの好みを大きく反映したものだったと思います。もし誰か、読んでくれていたら嬉しいです。

 さて、僕の好みはまあ一言で示せば「日常系」です。ただその中でも、同性(特に女の子)同士の「友達」を越えた特別な感情が織りなす世界観や、都会の喧騒・緊迫感からはかけ離れた穏やかな世界観に惹かれてきました。まあ後者の代表格は言うまでもなくアニメのんのんびより』(2013秋・2015夏/原作:あっと)のことであり、またアニメゆるキャン△』(2018冬/原作:あfろ)のことで、このことを書いた記事が僕の最初のメンバー執筆でした。

 

tsuru-otaku.hatenablog.jp

 さて、「日常系」が好き、と言った割には「逃避」や「ユートピア」という言葉を使って言い表したのがこの記事でした。日頃「日常を大切に描いているのがすき」とか言っているわりには、「日常」とかけ離れた言葉を選択しているけど、なぜか?これは文学的表象なら「都市と農村」の問題とかいう言い方をすると思いますが、要は〈閉塞的、地獄に近い場所〉としての都会=現実に対し、〈開放的、楽園に近い場所→理想郷〉ということをあらわしたわけです。つまり田舎=現実なら都会が理想郷になります。さて、『のんのんびより』の田舎町は僕にとって〈理想郷〉に近いイメージだった、ということをこの記事ではお話ししました。

 自然豊かなところっていいよね。なので僕は山梨がすきです。身延へいきましょう。

前触れのない告白はどこでも受け入れられない

 そんなことを言っといてアレですが、一方で『のんのんびより』だろうと『徒然日和』『ゆるキャン△』だろうと、その世界は「理想郷に近い」の域を出てはいけません。例えば何の前触れもなくれんげが妖精になって空を飛ぶとか、駄菓子屋が移転するとかそんなことはあってはいけないのです。なでしこがある日小食になっても、あおいが標準語になってもいけません。「前触れ」とかいう書き方をしましたが、これは「説得力」と置き換えてもいいでしょう。

 これは人間関係の描写においても特に大切なことです。特定のキャラを意識するようなそぶりも、仲の深まる描写もないのに、いきなり卒業式で告白!とかなったら、僕は「え……?」となるでしょう。そこへ行くまでの間にはもう1クール欲しかったな12話の前半はボロ泣きだったのにな「仲良くなる・ライバルになる・告白する・恋人になる・別れる」という人間関係・感情の変化に対する「説得力」を持たせる描写が必要になるわけです

 この「説得力」の重要さ、という言葉は、『少女セクト』などで知られる玄鉄絢氏の『百合の世界入門』(2016年/玄光社)の掲載コメントよりお借りしました。こう言われてみると、なるほどな、と思うのです。色々な部分で嘘をつくから、リアリティのある描写が必要―。僕がかつて他ジャンルの恋愛・告白シーンに対し違和感を感じ、気づけば遠ざけるようになったのは、もしかするとその「説得力」の不足を感じたからかもしれません。もっとも単に僕の読み解きが浅かった、というケースもあるので、一概には言えませんが。

 僕自身学祭以降も何度か作品を書きましたが、やはりキャラの心情描写にはそれなりの説得力を持たせなくてはならず、慎重に言葉を選ばなくてはなりませんでした。考えることは多いのです。作品を見てくれた人からは温かいコメントが返ってきたけれど、実際は「?」となられている可能性も無きにしもあらず、なのですから。

 

 それで中見出し⑶に戻るわけです。

 ゆるゆりはいいぞ。

 ガウリールドロップアウトはいいぞ。

 ゆゆ式はいいぞ。

 ふらいんぐうぃっちはいいぞ。

 となりの吸血鬼さんはいいぞ。

 ゆるキャン△はいいぞ。

 わたてんはいいぞ。

 きんモザはいいぞ。

 のんのんびよりはいいぞ。

 

 これこそ説得力不足の典型例?そんなはずはない。

 オススメ作品は太字にしたので、本記事で僕の言ったことはとりあえずすべて無視し、脳みそを空っぽにし一切の思考を停止してお楽しみください。

 

あとがきのようなもの

 

 楽しんでいただけたかな?

 6000字を越えました。論文かよ。

 とりあえずアニメってやっぱ脳みそ空っぽにして楽しく見れるのがいいよねっていう完全なる僕の主観に基づいた記事でした。異論は当然認めます。というか異論ください。ちなみに同意してくれるあなたとはがっちり握手。

 そういえば卒業確定って言ったって、卒業式がなくなったので静かなお別れになりそうですね。式がなくなったからといって成仏せずに反抗し続けたりはしないので安心してください。まあkeep the beats!制覇できなかったのは悔やまれますが。まあ新駅を目当てに僕はこれからも旅に出ると思うので、どこかでばったり会ったら見て見ぬふりをしていただれれば幸いです。

 

 たぶん次が最後の投稿になると思いますが、最後まで何卒ご贔屓に願います。

 それではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【追記】

当団体では引き続き、「暇」「集まってお喋りするだけの企画をしたい」「こんな妄言でもいいならブログや機関誌を書いてみたい」「どこでもいいからサークルに籍を置きたい」「暇」という入部希望の方を募集しています。

 

 


(知幸 虎仁朗)