都留文科大学とあるオタクサークルの日常。

都留文科大学のオタクサークル「アニメ・声優研究会」の公式ブログとして、活動記録などを掲載していきます!

【作品紹介】『風が強く吹いている』箱根駅伝を目指す大学生を描く!


明けましておめでとうございます!
今年、2019年は「亥」年ですね!


 「猪」のアニメキャラクターというと、誰が思い浮かぶものでしょうか───?
 パッと思いつくのはかいけつゾロリの「イシシ&ノシシ」ですかね! 干支をモチーフにした作品であればえとたまの「ウリたん」や、西尾維新先生原作の十二大戦に登場する「異能肉」でしょうか!!



挨拶が遅れてしまい、ごめんなさい。
どうぞ、本年もよろしくお願いします!

 

 

 

アニメ「風が強く吹いている」

 

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© 三浦しをん・新潮社/寛政大学陸上競技部後援会


 新年の挨拶に何か記事を投稿しようと考え、この話題に。三が日を象徴するような行事である、「箱根駅伝」のアニメ作品です!


【あらすじ】
寛政大学の学生寮「竹青荘」に下宿する大学生たちが、箱根駅伝を目指す物語。

しかし、竹青荘の住人らは長距離走はおろか陸上競技すら体験したことのない大学生ばかり。やる気満々の清瀬灰二を中心に、かつての天才高校生ランナーや就活中の4年生、双子に留学生......etc. と不揃いなチームで、《天下の険》こと箱根を走ることは出来るのか!?

 

 

作品紹介


 全2クールで放送予定の作品で、1クール目が2018年秋クール目からスタートしています。日テレ系での放送ですね。


 原作は三浦しをんさん。『舟を編む』で本屋大賞を受賞された作家さんです。 
 辞書編纂を主題にした『舟を編む』もアニメ化されていますが、非常に面白かったです! 岡崎体育さんのOP曲にドハマりしました(笑)


 アニメーション制作は「Production I.G」さん
 競技ダンスを描いた『ボールルームへようこそ』や、高校バレーを描く『ハイキュー!!』等を手掛ける会社ですね。圧倒的な表現力による“頑張る男性”の描写が大好きです!


 メガホンをとるのは野村和也監督
 科学アドベンチャーシリーズ『ROBOTICS;NOTES』を手掛け、『攻殻機動隊 新劇場版』では黄瀬和哉さんと共に作品を作られています!


 キャストは、豊永利行さんをはじめとした男性声優陣が出演。
 1クール目のOPはUNISON SQUARE GARDENさんが担当されています!

 

 

 

箱根駅伝と『風が強く吹いている』

 アニメが日テレ等の読売新聞系列で製作&放送されていることもあり、1月2日&3日に放送される「箱根駅伝」とコラボしています!



 1月1日、元日の読売新聞には大きく特集記事が組まれていました!
 作品の紹介に加え、箱根駅伝の「山の神」こと東洋大学の選手として第5区を走った柏原竜二さんのインタビューも掲載されていました!

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©The Yomiuri Shimbun.



 また、アニメとコラボしたコースガイドも公開されました!
 (YOLで記事ページがないので、都留文の「ヨミダス」で探してください)

 

 

 

『風が強く吹いている』
 見どころポイント&感想!

 完全に、私(Ei)目線の個人的な感想ですが、何点か「見どころポイント」を書きます!

 1月8日まで、動画配信サービス「TVer」で1クール目が無料配信されているので、興味を持たれた方、ぜひ御覧ください!





ポイント1:静かに熱い情熱!

 原作が小説ということがあってか、「大人向き」な印象を受けました。
 スポ根漫画のような熱苦しさや喧騒は皆無。バカみたいな超能力的スポーツやムダに叫ぶむさ苦しさとかが一切ありません。

 「箱根」という高く大きな目標の頂きを見据える学生たち。
 彼らがゆっくり段々と、しかし着実にタイムと縮め、「走る楽しさ」に気が付き、仲間との練習を大切にしていく過程。そんな物語の中にはストイックなまでに淡々と走る背中があり、そこには決して大きくはない、しかし着実に燃える静かなエネルギーに満ち満ちていました。

 その深く強く健い「情熱」とも呼べる彼らの頑張りには、見る者すら真剣な眼差しに変えるような力強さがあるように感じました!

 

 

ポイント2:「走る姿」の秀逸描写!

 走っている選手たちの姿が本当に見事です!

 段々と荒さを増していく呼吸、
 呼応するように身体中から流れ落ちる汗。
 しっかり前を見据えて走る綺麗なフォーム、
 疲労が溜まって崩れていくフォーム。

 瞳に映る真剣な眼差し、固く結んだ口、食いしばる歯、“勝負”へ懸ける一所懸命さが如実に現れた表情もまた、非常に印象的でした。

 もの凄い疾走感、圧倒的な疲労が本当に凄いです!



 これは『ボールルームへようこそ』でもそうでしたね!
 こちらは、競技ダンスのシーンの躍動感に溢れた映像は圧巻でしたから!

 

 

ポイント3:心情描写と音楽、キャラ。

 3つ目に全部をぶち込みました(笑)

 まず、心情描写。
 これは、小説のような丁寧さがありました。
 例えば、「沈んだ気持ち」の時は「空がどんより曇り」として描かれていたり。他にも、文字通り「風が吹く」描写や「陽が差す」など国語の教科書で習うような表現が印象的でした。それがキャラの心を映しています!



 音楽───劇伴を手掛けるのは林ゆうき氏。
 『プリキュア』数作や『ヒロアカ』の音楽を手掛けられています。

 非常に軽快で爽快な音楽は、耳に残ります!
 前向きというか、背中を押すような音楽でありながら、POPな応援曲とも違う不思議な感覚。これもまた、「大人っぽさ」なのかもしれません!



 そしてキャラクター。
 最初に書いたとおり、不揃いで個性的なメンバーが揃っています! 陸上一筋の学生がいたかと思えば、就活中だったり、双子や留学生がいたり。

 その中でも私が大好きなのは「柏崎茜」、あだ名は「王子」。漫画オタクでひょろひょろモヤシ体型の彼が、その燃料不足な身体で長距離走に挑むわけですが、彼の性格がとっても面白いです!
 ガッツある他登場人物のなかで、笑いを演出し、ラフな空気を演出する役割をしっかり演じていて、作品自体の雰囲気すら上向かせてくれています!

 

 

 

 

おわりに

 

 本当に、長々とムダなことばかり書くのがクセでして。
 ブログだと4,000文字とか楽勝なのに、どうして期末レポートは一向に進まないのでしょうか───?



 話は変わりますが、大晦日はいかがでしたか?
 私は、平成最後のコミケ95最終日に朝から参加していました!

 目当ては、今躍進を続けるVTuberのデザインを手掛けるイラストレーターさん方の超豪華な合同誌『VVORLD』です。無事にGETできて嬉しいです!

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© 2018 Mika Pikazo



 VTuberに関しては、2019年1月から『バーチャルさんはみている』というアニメが放送開始です! ミライアカリや小林幸子さんらが登場し、スタッフ陣には中田ヤスタカさんや庵野秀明さんが名前を連ねる豪華ぶり!


 また、都留文科大学の「漫画研究会」さんがブログでVTuberを語ってらしたので、そちらもどうぞ。

 


 そんなこんな、長々と失礼しました!
 というわけで、作品紹介という形での、新年の挨拶でした。

 改めて、今年もよろしくお願いします!

 

 


執筆:Ei