都留文科大学とあるオタクサークルの日常。

都留文科大学のオタクサークル「アニメ・声優研究会」の公式ブログとして、活動記録などを掲載していきます!

【メンバー執筆】”私がアニメを愛する理由”。『映像研』の情熱と、展覧会でみる過程。

 

 こんにちは。
 「あに声」のEiです!
 ジャンルで言うと、「物語大好き系」と「展覧会大好き系」のヲタクに分類される感じですかね。今日は、とことん語ります!
(この記事の補足は最後の「おわりに」で触れてます)


 桃の節句ですね!
 3月3日が誕生日のアニメキャラを調べてたら、『ニセコイ』の万里花様とか、『かぐや様』のIQ3のラブ探偵とか、『俺ガイル』の小町ちゃんとかが出てきました!

 さすが女の子の日。他には、『こち亀』の両津勘吉とかもいましたね。



 さて、本題。
 今回のテーマは【私がアニメを愛する理由】
 アニメーションの制作と鑑賞に関わる部分にフォーカスできればと考えつつも、実際には『映像研には手を出すな!』の紹介になりそうです(笑)

『映像研』展にて撮影
『映像研』展にて撮影
『映像研』展にて撮影

 

 

「アニメ」って面白い!

 

 「アニメ」、本当に大好きなコンテンツです。

『ここさけ』『空青』『あの花』の主人公

『ここさけ』『空青』『あの花』の主人公

 

水崎「その中でもアニメは一番濃厚なんだよ!」
浅草「全て作者が意識して描いたもので出来上がっているからね」
『映像研には手を出すな!』第7話


 これは『映像研には手を出すな!』での台詞。
 まさしく、コレ。完全に私も同意見です!

 アニメは複合芸術だと思います。
 文字で書かれた物語の脚本があって、それをアニメーションにする様々な行程があって。キャラクターを絵にしたり、背景美術を描いたり。作画も十分凄いけど、それを動かす中割・動画の技術も物凄いと思います。そこに、声優さんの演技が加わって、主題歌や劇伴が何曲も生み出されて。撮影段階で様々な効果・演出を加えたり、現実にはない効果音が創られたりして。

 で、全て「人間の手」でやっているから凄い。
 映画とかドラマとか映像作品は似ているけど、やっぱり違う。
 「アニメ」はキャラの表情の動きから、太陽光や風の動きなど自然現象まで、全てを人の手で描いている、というところが本当に他のコンテンツには無い魅力だと思いました。

『ジョジョ5部黄金の風』展覧会にて
『ジョジョ5部黄金の風』展覧会にて
ジョジョ5部黄金の風』展覧会にて




水崎「アニメーターってのは役者なんだよ!しかも演じるのは人間だけじゃない。犬猫の動きも演じるし、海や嵐、車も飛行機も、全てがアニメーターの演技だよ!」
『映像研には手を出すな!』第3話


 これも、『映像研』の水崎氏の台詞。
 ハリウッド映画とかは、CGとか計算プログラムとかを組んで水の動きや光・影をリアルに映像化したりしてますけど、やっぱり人が描いているって、凄いことですよ。

『ヴァイオレット・~』より(京アニ原画展にて)

『ヴァイオレット~』より(京アニ原画展にて)




 だから、アニメを見るのって面白い。

 私は結構「物語」を重視するタイプです。
 なので、いわゆる”作画崩壊”とかも物語が面白ければ気にならなかったりすることが多いです。だから3DCGアニメとかも普通に見れます。

 とはいえ、アニメーションも演出も物凄い。
 その物語を映像化したり、キャラの心情を表現するためのアニメーションは、本当に神がかって凄いと思います。

 WIT STUDIOの『進撃の巨人』の立体機動シーンとか、CloverWorksの『FGOバビロニア』の戦闘場面のカメラワークとか、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』の手書き風のアニメーション、新海誠監督の『言の葉の庭』の雨の描写とか、本当に変な声を漏らしそうになるほど。

 そして、京都アニメーションの『リズと青い鳥は本当に素晴らしかったです。目線の動きや髪の揺れ具合、光の差し込み方とか、そういう表現で物語と心情を見事に表現していました。
 これはまさに「人の手で描いている」ということの、全てを計算的に演出できるということの、好例だと思います。


『リズと青い鳥』ロングPV




 そして、アニメは「観れる」のが嬉しい。

 アニメ作品を視聴するだけじゃなくて、その背景を色々と知ることが出来る、観ることができるというのが、とても嬉しいし、貴重なことだと思います!

 様々な展覧会で原画やセル画、設定資料や背景美術、絵コンテや台本などの制作に関わるアニメ作りの素材を観ることができたり、監督をはじめとしたスタッフの方々のインタビューを読むことができたり。設定資料集や解説本を公式が発売してくれたり。

 そういう資料って、スタッフさんの手書きのコメントがあったり、形にはならなかったアイデアが載っていたりと、そういうものを観れるのって、本当に有り難いことです。

『ヴァイオレット~』より(京アニ原画展にて)

『ヴァイオレット~』より(京アニ原画展にて)

 

 

 

 

 

 

アニメを詰め込んだ動画!!

 

 いくつか動画をご紹介。

 アニメがもっと好きになる、アニメの思い出が蘇ってくる、素敵で素晴らしい公式動画をご紹介します!!
 どれも短いので、ぜひご覧ください!


 まず最初は、こちら。アニメとマンガの「ありがとう」を詰め込んだ、日本政府公式の動画。海賊版の撲滅キャンペーンの一環で、これは本当に感動するのでマジで見たほうが良いです!(再生できない場合:YouTube


Thanks Friends - Manga-Anime Guardians Project




 こちらはNetflixが公開した動画。アニメの名場面を詰め込んだ、プロモーションムービーです!


その瞬間を、ずっと胸に。Netflixアニ"T" 特別映像 篇



 こちらもNetflix。様々なアニメ作品の”名言”がギュッと凝縮されていて、本当に鳥肌モノです!


その一言で、フラッシュバックする。Netflixアニ名言 特別映像 篇 60秒



 同じくNetflix。「いいアニメは、いい目をしている。だから、心に残るアニメは、目を見ただけで作品の記憶が蘇る。」


目を見れば、わかる。Netflixアニ”目” 特別映像 篇 30秒



 最後は、Appleが2020年2月27日に公開した動画。アニメに登場する「MacBook」のシーンを集めたムービーです!


Macの向こうから — まだこの世界にない物語を

 

 

 

 

 

『映像研には手を出すな!』

 

 『映像研には手を出すな!』
 NHKで放送されている2020年冬クールのイチオシ作品です。
 この時点で既に2020年を代表する作品になっていると思います。

 ぜひ、「アニメ・声優研究会」の名を冠しているこのサークルメンバーの皆様には、1度でもいいので、この作品を観ることを強くオススメします!(というか、もはや必修ですよ)

『映像研』展にて

『映像研』展にて

 

 

『映像研』の紹介


 簡単に作品をご紹介!

 3人の高校生がアニメーションを作るという物語。
 背景画や設定画をとことん練り込む浅草氏、丁寧な人物描写を描くことに命を燃やす水崎氏、金儲けと利益を鬼のように突き詰める金森氏の3人。凸凹のようで相性抜群の3人が「最強の世界」を目指して奮闘するストーリーです。

 原作は大童澄瞳さん。
 監督は湯浅政明さん、制作はサイエンスSARU。


TVアニメ「映像研には手を出すな!」PV 第3弾【1/5(日)24:10~NHK総合テレビにて放送開始】

 

 

『映像研』の感想


 執筆時点では第9話が放送されたところ。
 これは絶対に観るべき傑作です。
 というか、「観ろ!」と命令形で書きたい。

 アニメが好きならウンウンと頷けるところが沢山だし、「好きなことに真っ直ぐに向かう」主人公たちの姿を見ていると、何度も胸が熱くなってきます。



 まず「情熱」が物凄い!
 「好きなことをやる喜び」という情熱が真っ直ぐに伝わってくる姿がとても大好きです。”好きなもの”を堂々と「好き!」と大きな声で叫ぶことができる浅草氏と水崎氏が大好きだし、その台詞に何度胸を打たれたことか!

『映像研』展にて
『映像研』展にて
『映像研』展にて


 そして「アニメ制作」
 浅草氏が”設定”を徹底的に練って、背景をリアルに書き込んで。水崎氏が人物の仕草や表情を丁寧に描いて、動かしていくアニメーション制作。
 短い納期の中で、「どうすればいい作品が出来るか?」というのを必死で知恵絞りながら考えます。作業を省略したり、爆発を迫力あるものにしたり。画面構成やカメラワーク、音響に至るまで、細かい部分まで話し合います。さらには作業手順や苦労や疲労、作画&動画枚数や賃金など、「現場の話」を矢継ぎ早に導入しているところがとても良いと評価できます。

『映像研』展にて
『映像研』展にて
『映像研』展にて


 また、作品の演出もすごい!
 主人公たちの空想シーンには、原画やラフ画風のスケッチで描かれます。こういう「手描きの線」でアニメを作るのは難しいと、高畑監督の『かぐや姫の物語』で言っていました。また、効果音を声優が声で表現しているところとか、もう最高!

『映像研』展にて
『映像研』展にて
『映像研』展にて



 とまぁ少しだけ書きました。

 けど、やっぱり見ないと伝わらないので、ぜひこのアニメを見てください! 本当に素晴らしい傑作ですから!! 

 

 

 

胸打つ台詞が格好いい!

 

 『映像研』を紹介しました。

 その中から、水崎氏の台詞を引用します。
 胸をグッと掴まれるような熱意と信念に満ちていて本当に格好いいです! それに、彼女の言っていることにすごく共感しました。

 ネタバレになるかとも思ったのですが、この記事のメインがここなので、ここは引用させていただきます。彼女の熱い思いに耳を傾けてほしいです!



Episode.3


 3人の「映像研」初となるアニメ作品企画会議。
 派手で観客に分かりやすいアニメを求める金森氏に対して、水崎氏が放った台詞。

水崎
「私が描きたいアニメーションってのはねーー!
斜面滑って、転ぶっ!」

金森「地味です」

水崎
「世の中にはリアル志向の動画があるんだよ? 日常の何気ない立つ振る舞い。でも、動画で描くと十分見栄えするんだよ!」

金森
「もっと効率のいい、パッと見誰にでも分かる派手なアニメの方法ってのはないんですか!」

水崎
私にとってはこれが豪華絢爛なアニメーションなんだよ!

金森
「コストが高くて地味なんですよ!静止画でも何でもいいんで、とにかく派手なのを作ってください!」

水崎
アニメーションは動いてなんぼ、
アニメーターは動かしてなんぼだー!!

プロのアニメーターの中にはさ、実際に刀持って振ってみながら描く人もいるんだよ。実際に刀を腰に差すと、どんなポーズになるのか、抜く時どうなるのか、袴にどうシワがよるのか、空想だけじゃなくて、そんな全てを研究しながら作画しているんだよ。

要するにアニメーターってのは役者なんだよ!
しかも演じるのは人間だけじゃない。犬猫の動きも演じるし、海や嵐、車も飛行機も、全てがアニメーターの演技だよ!

私は手描きで血の通った、リアルな芝居を描いてみたい!
私が作りたいのは、アニメじゃなくて、アニメーションなんだぁぁぁーーー!!!

『映像研』展にて

『映像研』展にて

 

 

Episode.7


 新しい作品への挑戦。人物の芝居表現を追求する水崎氏の”こだわり”が炸裂した台詞。

水崎
「例えば、金魚の尻尾がヒラヒラしてるのって綺麗じゃん? 桜吹雪とかもさ。ダンスも、動きのパフォーマンスじゃん?」

金森
「アニメも動きの鑑賞っすか」

水崎
「その中でもアニメは一番濃厚なんだよ!」

浅草
「いやぁ~、全て作者が意識して描いたもので出来上がっているからね

水崎
「あまりデフォルメ化されてない地味な仕草でも、動きの細部に注目して描いてるって点で、強いインパクトを持ってんだよねー。そこが実写とは違うところ。
ロケットってさ、本体が格好いいわけじゃなくて、軌跡とか煙の動き含めて格好いいわけじゃん!?」

...[中略]...

水崎
「『ロケットはここが格好いいんだ!』って画圧に感動するわけよ。『わかってんじゃんあんた』ってさ。どこの誰だか知らないけど、あんたの拘りは私に通じたぞ!って。私はそれをやるためにアニメーションを描いているんだよ!」

...[中略]...

金森
水崎氏は、『アニメ』が作りたいんじゃなくて、本当に『アニメーション』が作りたいんすね

水崎
「えぇ!?私、前からそう言ってんじゃん!
チェーンソーの振動が観たくて、死にかかってる人がいるかもしれない。私はチェーンソーの刃が跳ねる様子を観たいし、そのこだわりで生き延びる。大半の人が細部を見なくても、私は私を救わなきゃいけないんだ。動きのひとつひとつに感動する人に、「私はここにいる!」って言わなくちゃいけないんだ!
『映像研には手を出すな!』第7話

 

 

 

映像研「最強の世界」展


 今年の1月~2月に開催された展覧会。(公式HP

 アニメ『映像研に手を出すな!』の複製原画・動画や設定画、背景画などを並べながら、アニメ制作の工程を順番に説明してくれた丁寧な展覧会でした!

 解説パネルは写真撮影OKだったので、ここに片っ端から貼っていきますね!(文章も読めると思うので、大丈夫ですね!)

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

『映像研』展にて

 

 

 

 

 

アニメがテーマのアニメ

 

 アニメ制作を主題にしたアニメもたくさんあります。

 幾つかご紹介しますね。
 とは言いつつも、私もあまり知らないので、むしろ教えていただけると有り難いくらいです。



SHIROBAKO


 アニメ制作会社が舞台の作品。声優やアニメーターを目指す主人公たち5人の活躍が中心の物語です。変な話、まず思い浮かべるのはこれ。「万策尽きた~」という叫び声が耳に残ります(笑) 疾走感があり、主人公たちが頑張る姿は応援したくなります。

 『映像研』が学生による情熱とモノ作りの楽しさや魅力を描き出した作品なら、『SHIROBAKO』は商業アニメという”商品”として納期や質に追われながらも、目指す”夢”を追う大人のお話!


TVアニメ『SHIROBAKO』 C87公開PV

 

 

映像研には手を出すな!


 高校生3人が、アニメーションを作るお話。


TVアニメ「映像研には手を出すな!」PV 第3弾【1/5(日)24:10~NHK総合テレビにて放送開始】

 

 

アニメガタリズ


 高校の「アニメ研究部」で、アニメトークや自主制作アニメを作る主人公たちを描く作品。テンポ良く、頷ける”あるある”とか、数々のパロディ・オマージュが最高でした(笑)


TVアニメ「アニメガタリズ」ティザーPV

 

 

それが声優!


 「声優」にフォーカスした作品。新人声優が友達と頑張るリアルな姿を描いた作品です。本物の豪華声優(野沢雅子さんや神谷浩史さん等々!!)が本人役で登場していて驚きました。あと、ラジオ風のEDが好きです!


TVアニメ「それが声優!」第1弾PV / “Sore ga Seiyū!” Official Trailer 1

 

 

ガーリッシュナンバー


 こちらも新人声優が主役。『それが~』と同じリアルな姿だけど、こっちは「業界の裏」がブラック・コメディで描かれます。主人公の性格とか現場の雰囲気とか、結構賛否が分かれる作品?


2016年10月新番組「ガーリッシュ ナンバー」PV TBS、サンテレビ、BS-TBSにて10月放送予定

 

 

 

 

アニメの展覧会

 

 アニメの展覧会です!
 私は、展覧会や展示を観に行く系のヲタクでして、これまで沢山の展覧会を観てきた自負があります。

 ここでは、昨年2019年に観てきた展覧会を一部ご紹介しようと思います! やっぱり原画とか背景美術を観られるって楽しいし、嬉しいです!
 最後に2020年のオススメも少しだけ紹介するので、ぜひ観に行ってください!!

 

 

「アニスタ vol.2」


 正式名称は「アニメスタジオ・ミーティング」。アニメ制作会社が共同で開くファン感謝イベントです。(公式サイト

出展していた会社は以下の通り。

CoMix Wave Films:『君の名は。』,『天気の子』
・CloverWorks:『青春ブタ野郎』,『冴えカノ』
MAPPA:『グラブル2』,『ドロヘドロ
・GRIZZLY:『囀る鳥は羽ばたかない』
WIT STUDIO:『進撃の巨人』,『カバネリ』

 挙げた作品の他にも有名な作品が出展されていました。作品の絵コンテや原画、背景画や設定資料の他、監督やスタッフによるコメントなども掲載されていました。

 個人的に印象的だったのは、『天気の子』と『進撃の巨人』。
 『天気の子』の方は、新海誠監督自身の絵コンテが展示されており、ヒロイン・陽菜の感情が文字で説明されていました。あの”嘘”をつこうと思った瞬間とかね。
『進撃』は荒木哲郎監督自身の「作画時七つの掟」の社内メモがあり、立体機動装置の刃のストックまで気を使っているところが凄いな~と!!

 写真撮影禁止だったので、言葉で説明。
 以下は、撮影OKだった展示品です!!

 

 

 

『凪あす』×『色づく』コラボ展


 P.A. WORKSの名作、『凪のあすから』と『色づく世界の明日から』の2作品のコラボ展覧会です。
 本当に素晴らしい展覧会でした。大好きな作品ということもあり、また展示されていた原画やキービジュアルのラフ画などがとにかく優しかったです。10年近く前の作品の原画を観られるというのも、貴重な機会でした。

 

 

 

京アニ原画展「私たちは、いま!!」


 京都アニメーションのファン感謝イベント「私たちは、いま!!」の特別展です。夏の放火事件を免れた原画の本物が展示されていました。
 線一本一本が美しくて感動モノでした。吹奏楽部の楽器の輝きとか、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの金属の義手とか、凄かったです......。

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日本アニメ美術の創設者 山本二三展

 背景美術を描いた「山本二三」さん。名前は知らなくとも、作品を聞けば分かるはず。『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』、『時をかける少女』などなど。最近では『天気の子』の背景も一部担当されていました。
 この展覧会は東京八王子市の「富士美術館」で行われました。アニメの背景画が、美術館の企画展として取り上げられることがまず凄い。こうして背景にまで注目が集まるのはとても大切なことだと思います。

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日本アニメ美術の創設者 山本二三展

 

 

 

 

その他、展覧会


 昨年、2019年に私が行ったアニメ関連の展覧会をいくつか紹介しますね。全部丁寧に紹介したいところですが、時間的にもスペース的にも大変なので、簡単に省略しながらのご紹介に留めますね。

 

 

アニメ「幼女戦記」展

 銃器等の武器類や戦車などの設定資料や、第1, 2次世界大戦をモチーフにした世界観の資料などが細かくて面白かったです。劇場版の絵コンテが全部読めたのは貴重過ぎた......。

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さよならの朝に約束の花をかざろう

 P.A.WORKS岡田麿里さんによる映画『さよ朝』の展示。作品が大好きで、この展覧会も凄かったです。中でも、美術監督東地和生さんによる澄み渡る美麗な背景美術が綺麗すぎです......。

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ガーリー・エアフォース」振り返りミュージアム

 以前の記事で、サークルメンバーの「†山田†」氏が推していたので、ここでもご紹介。複製の絵コンテやキャラ設定等が展示してありました。基地の全景が分かる資料が面白かった!

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青春ブタ野郎展 in 秋葉原

 私はTVシリーズだけでお腹いっぱいで劇場版は観ていませんが、とても内容の濃い良い作品です。そのアニメの資料や版権絵から、原作の表紙イラスト等が展示してありました。

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サイコパス資料展 2112→2117/2120

 『PSYCHO-PASS』の展覧会。原画はキャラの線がものすごく細くて驚いたし、髪の毛が皆んな格好良すぎる! 背景は、ビル群とか廃墟とか、人工物の無機質感と夜の景色が美しかったです。

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Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-展

 「FGOバビロニア」のアニメ化記念展。博物館監修の下で古代メソポタミアに関する学術的知識を紹介したり、アニメの複製原画や、関係スタッフの色紙等がありました。

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ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 TOWER RECORDS

 第5部『黄金の風』の展覧会。目玉は、ネットでも話題になった「無駄無駄原画」の生原画が展示されていたこと。静止画なのに、あの疾走感を描き出すって、本当に凄すぎますよ......。

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甲鉄城のカバネリ展(2016年)

 これは2019年に行った展覧会ではないのですが、サークル内で『カバネリ』の評価が高いのと、私=Eiと†山田†で熱く語り合った?りもしたので、せっかくならと何枚か画像を貼っておきますね。(以下スライドは作品布教の時に作ったもの)

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2020年オススメ展覧会


 2020年は、サブカル関係でも素晴らしいオススメ展覧会が開催されるので、その中で現時点で判明しているものをご紹介しますね!

 やっぱり、本物を観るって大切だし、好きなジャンルの展覧会ならきっと楽しめるはずです!!



TVアニメ「鬼滅の刃」全集中展

 社会現象になった、吾峠呼世晴さんの『鬼滅の刃』。ufotableによるTVアニメ(竈門炭治郎 立志編)を振り返り、劇場版(無限列車編)へと繋がる展覧会です。

・会場:松屋銀座
・会期:3月20日~4月7日
・料金:一般1,300円

 

 

漫画「もしも東京」展

 20人の漫画家が、東京の「if」を描く展覧会。紹介した『映像研』の作者・大童澄瞳さんの他、『約束のネバーランド』の出水ぽすか、『GANTZ』の奥浩哉、『鉄コン筋クリート』の松本大洋さんなど、豪華メンバーです!!

・会場:東京都現代美術館
・会期:2020年夏
・料金:不明

 

 

MANGA都市TOKYO

 これは本当にヤバイです。日本の名だたる「マンガ・アニメ・ゲーム・特撮」のサブカルが集合するはずです。
 公式HPの協賛・協力企業一覧を見ればその凄さが分かるはず!(アニプレックス, KADOKAWA, 手塚プロ...etc.)
 この展示、2019年に日本政府が威信をかけて仏・パリで開催した「日本博」の一環で、その凱旋開催になります。絶対に観に行くべきです!
 実は、2015年にこの前身となる「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」という展覧会が開催されました。こちらも豪華過ぎました!! 作品リストを見れば分かるはず!!

・会場:国立新美術館
・会期:7月8日〜9月22日
・料金:一般1,600円


7/8開幕『MANGA都市TOKYO』展(六本木・国立新美術館)PR映像

 

 

「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展

 上記の「MANGA都市TOKYO」の前身となった、2015年に国立新美術館「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展。本当に素晴らしい内容でした!

 しかも、展覧会の図録が最強の「サブカル攻略BOOK」なんですよ!! 名作と呼べるマンガ・アニメ・ゲームの紹介と解説が掲載されています。(コレを国立美術館が作ったの!!!)
 これ、都留文科大学の図書館にも所蔵されています(場所:1F)!これは一見の価値ありですよ!

 

 

 

 

 

おわりに

 

 長々と失礼しました!
 読んでくださった方、本当にありがとうございました!



 久々の投稿になりましたね。

 最近、「メンバー執筆」の記事が立て続けに投稿されて嬉しい限りです! 書いてくださっているメンバーの方々、それを読んでくださっている方々、本当にありがとうございます!!

 「ブログをやろう!」と言い始めたのは私=Eiなのに、なかなか投稿できなくてスイマセン。そんな形で今回は記事を投稿しました。

 実は、私は個人でもブログを運営しています。
 今回の記事は、その私の個人ブログを再構成した形です。フルver.はこちら👇から読めるので、興味ある方はぜひ!

ara-meosto.hatenablog.com

 

 

 それから、SHIROBAKO
 劇場版が公開されましたね。
 私は、新型コロナ肺炎への対策として、映画館を避ける決断をしたので、非常に残念ですがまだ観られていないんですよ......(泣) 事態が早く終息することを願います。

f:id:TsuruOtaku:20200227143820j:plain

(チラシだけは確保済み......笑)




 それでは、この辺で。

 長々と失礼しました!
 また、気が向いたらこちらにも投稿しようと思います!

 

 


 

執筆:Ei